災害ボランティアと災害ボランティアセンター

災害ボランティアとは地震や風水害等の大規模災害時に、自治体や、消防、警察、自衛隊などが連携して行う救援・復旧活動の他に、被災住民の組織だった復旧、復興活動をバックアップするための活動です。
災害ボランティアセンターは災害ボランティアとボランティアの手助けを必要とする被災者をコーディネートする機関でボランティアの受付、活動上の相談窓口、被災者の相談受付、活動のコーディネートや情報発信、各種支援団体との連携等を行います。
杉戸町においては社会福祉協議会と行政が協力して運営することとなっています。

まめ知識

1995年に発生した阪神・淡路大震災において、その甚大な被害の状況がマスコミで報道され、震災直後より全国から数多くのボランティアが駆け付けたことにより、震災後 1 カ月間は 1 日平均 2 万人、震災後1年間では 137 万7千人が活動しました。活動内容も、避難所の運営支援、救援物資の搬出・搬入、炊き出しから、仮設住宅等への友愛訪問、外出介助、清掃活動、ふれあいを目的としたイベント、自治会づくり、こころのケア、引っ越し手伝いなど多岐にわたりました。
阪神・淡路大震災では、「過去にない多くのボランティアが駆け付けた」「学生や社会人等それまでボランティアの経験がなかった人が多数参加した」「ボランティアが行政を補完する重要な役割を果たした」ことから、平成7年は『ボランティア元年』と呼ばれ、災害ボランティアが大きく注目されるきっかけとなりました。

春日部青年会議所との災害協力協定

近年、日本では毎年のように自然災害による被害が起きています。
社会福祉協議会では万一の災害に備え、様々な機関と連携しながらスムーズな支援活動を展開するために
公益社団法人春日部青年会議所と「災害時における協力体制に関する協定」を結びました。
協定には災害が起こり、災害ボランティアセンターが設置された場合に設置運営の支援や物資の協力など
の内容が盛り込まれています。
令和3年9月に締結されましたが毎年、顔合わせをしながら意見交換を実施し、お互いが開催をする防災
関連イベントなどへの相互参加なども行いながら、平時からの連携を図っています。


災害ボランティア(杉戸町社会福祉協議会)
令和3年9月21日 締結

災害ボランティア講習会

毎年、災害ボランティアの育成等について講習会を開催しています。
令和4年度は大規模災害時における災害ボランティアセンターの役割について、
地域住民や各種関係機関が一定の知識と理解を蓄積し、共通認識を深めておく
ことが必要であると考え、災害ボランティアセンターに関する講習会を実施し
ました。
町内住民のほか自主防災組織や杉戸町役場、青年会議所、ボランティア団体、
任意団体など、総勢71名の参加がありました。
講習会では会場に災害ボランティアセンターの模擬会場を設営して視覚的情報
も取り入れながらセンターの役割や仕組みなどについて学びました。



災害ボランティア(杉戸町社会福祉協議会)
令和5年2月13日 開催

杉戸町地区合同防災訓練への参加

令和5年度、西小学校を会場とした地区合同防災訓練に社協も参加をしました。
当日は「災害ボランティアセンター」について知ってもらえるよう参加者の方に
説明をおこないました。
災害が発生したとき、被災者の方が被災前のような日常生活がすごせるまでには
多くの時間が必要となります。社会福祉協議会では災害時の復興支援が出来るだ
け円滑に進み、地域コミュニティの再生が一日でも早く訪れるように防災訓練を
通じて多くの皆様に災害ボランティアセンターの仕組みや役割をお伝えできれば
と思っています。




ボランティア(杉戸町社会福祉協議会)
西小学校地区合同防災訓練の様子

災害ボランティア登録

社会福祉協議会では杉戸町内で大規模な災害が発生した場合に円滑な災害ボランティア活動が展開できるよう、町内でボランティアとして活動する意欲のある個人又は団体に「杉戸町災害ボランティア」として事前登録制度を実施しています。

登録の要件

(1)杉戸町内で大規模な災害が発生した際に、町内でボランティアとして活動する意欲のある
   個人又は団体であること。
(2)個人又は団体の代表者が登録しようとする年度の4月1日現在で、15歳以上であること。
   ※未成年で登録する場合は保護者の同意が必要となります。
(3)個人情報について、防災関係機関等に提供されることを了承するものであること。


災害ボランティア登録の仕方

「杉戸町災害ボランティア」として登録を希望する個人
又は団体は、「杉戸町災害ボランティア登録カード」に
必要な事項を記入し、登録していただきます。
書式は右のアイコンからダウンロードまたは社会福祉協
議会の窓口でお渡しします。